2012年05月14日
文化財的釣りの本「魚の釣り方」
昭和25年7月1日初版、昭和37年1月20日再版。
当時の価格で弐百円也。
ちなみに購入希望価格が100円だったので、チャリティーってことで定価にて購入させていただけました。
終戦後わずか5年で発刊した釣りの本と、昨日のS.A.Nに釣り人の底力を感じる。
内容も興味深く、いまはほぼ釣れなくなったとされる、東京湾のアオギスの脚立釣りや、近年再び脚光を浴びるテンヤなどの漁具、日本独自の毛ばりに、ウドンを使ったヘラブナ釣りなど、その歴史に興味は尽きない。
オキアミやサンマ、配合餌にルアーなんてものは、一切出てこず、当時確保できる様々な生き物をエサにしている様子や、自然の豊かさを垣間見ることができる。
この本を理解できるまで繰り返し読んで、これからの釣りを考えるための”糧”にしたい。
Posted by モソの中の人 at 19:01
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